先週の11/26(土)~28(月)に行われた
「新しい生き方を味わう旅」。
京都の有名料亭「草喰なかひがし」店主、中東久雄氏と、
有機野菜の宅配をてがける株式会社大地を守る会会長の
藤田和芳氏と共に行く海士町への旅。
島外からは約10名の方にお越しいただきました。
1日目。港に着いたら早速お昼ご飯へ。
この日の昼食は
「島生まれ島育ち隠岐牛」!!
幻の黒毛和牛とも言われ、松坂牛に匹敵するほどの
美味しいお肉です♪
隠岐牛は島の生き残りをかけて生まれたブランド牛。
ぜひ一度食べてみてくださいね^^

昼食後は自己紹介をして
隠岐神社へ。
隠岐神社の御祭神は承久の乱で鎌倉幕府軍に敗れ、
海士町にご配流された後鳥羽上皇。
後鳥羽上皇は文武両道に優れておられたとのこと。
そんな隠岐神社でおみくじを1枚。
さて、今回の旅の行方は!?

隠岐神社へお参りした後は、海士町の概要を聞いていただいて
海士町のことを知っていただきました。
そして、いよいよ山内町長とのご対面!
みんなで輪になって、質疑応答の時間。
海士町をひっぱっている山内町長と藤田さんを
交えての贅沢なこの時間。
心をうつ言葉がたくさんありました。
参加者のみなさんの中にも必死でメモを
とっている姿が見えました。
そして、待ちに待った夕食交流会♪
この日は
ふるさと海士さんのご協力のもと
「CAS」商品をいただくことができました!
CAS(=Cell Alive System)とは細胞を生きたまま
冷凍する技術のこと。
この技術のおかげで鮮度が重要な海産物を冷凍して
本土へ出荷することができます。
海士町は自分たちで自分たちの島を守るために
このCASをいち早く取り入れました。

3~5月が旬の海士町のブランド、
「いわがき春香」もCASのおかげで1年中
食べることができます^^
夕食の後は近くのホテルで温泉に入って
今日の疲れを癒しました。
海士町には温泉も湧いているのです♪
そして、この旅のお宿は
「民宿但馬屋」。
米、野菜を作り、漁に出て、にわとりを飼い、
お客様に出す食材は自分たちで育てたり、
とってきたものというこだわりの宿。
明け方頃、にわとりの鳴き声に目が覚めて、いざ出発!
2日目は、生産者の想いや日々の努力を感じてもらおうと
定置網乗船からスタート!
出航は5:30。
眠たい目をこすりながら海士町の崎地区というところへ。
定置網のリーダー、漁労長から注意事項などの
説明を受けて、いよいよ出発です!
この日は穏やかな波で、天気もよく最高の日でした。
さてさて、魚はたくさんとれてるかな...?

出航から約2時間後、ようやく網にかかっている大漁の魚を
見ることができました!
この日あがったものの中で多かったのは、今が旬のサバと
シロイカ(剣先イカ)。
参加者のみなさんもタモを使って魚をすくう体験をさせてもらいました。
結構重くてびっくり!><
帰り際には魚とイカのおすそわけをいただきました!
(といっても、かなりたくさんいただいてしまいました...)
そして、朝が早かったので宿に戻って一休みzzz
一眠りして11時頃。早めの昼食をとるために宿を出発!
この日の昼食は、なんと!イタリアン♪
シェフは海士町出身でイタリアで修行をつまれたUターンの女性の方。
海士町の食材を使ったイタリアンにみんなの顔も思わずほころびます^^

海士町でイタリアンのお店を開くことが夢と語る彼女。
みんなで応援してるよ~(^^)/
昼食を食べた後はしばし休憩をして、
「島のお母さんの料理教室」。
この日の夕飯をみんなで作りました。
(なんだか食べてばっかりですね...)

島のなめ味噌
「こじょうゆ味噌」を使った料理や
この日の朝、定置網乗船のときにいただいた
魚やイカの刺身が食卓を賑わせました♪

島のお母さんの愛情とおもてなしの心を感じながら
まるで、大家族のような食卓でした。
夕食後はみんなで片付けをして、いよいよ今回の
目玉である中東さんと藤田さんの対談の時間です!

対談のタイトルは「大地に根ざして生きる」。
食べ物に対して、「料理」で向き合う中東さんと
「流通」で向き合う藤田さんの対談。
会場には町内からもたくさんの方に来ていただきました。

じーっと、お二人の話す内容に聞き入っている
みなさんの姿が印象的な対談でした。
対談内容は下の画面
からご覧いただけます。
感動的な言葉がたくさんあったのですが、
ここでは書ききれないので、ぜひ動画をご覧くださいませ^^
そして、「なおらい」の時間♪
海士町では何かをした後は「なおらい」をします。
漢字では「直会」と書きます。
「反省会」や「打ち上げ」という意味なのでしょうが、
みんなでお酒を飲み、歌って、踊る時間は本当に
楽しいです♪
そして、対談の感想もみんなで共有しましたよ。

3日目。とうとう最終日となりました。
朝7時頃、保々見(ほぼみ)という地区へ
野菜の集荷を見せてもらうために出発!
海士町の港には
「しゃん山」という直売所があります。
そこには季節毎の野菜や果物などが売られているのですが、
この野菜や果物などを集荷してまわっているのは
なんと役場の地産地商課の職員なのです。
毎朝、早くから各地区を車でまわり、おばあちゃんたちから
野菜を受け取って、お店に並べているのです。
この日は中東さんと一緒に白菜やネギなどを買わせていただきました。
この野菜が昼食の材料となります。
続きまして、午前中いっぱいかけてみんなで昼食作りです。
この日は「命をいただく」ということを学ぶために
鶏を捌くところから始めました。

いつも自分で鶏を捌いているという中東さんに
捌き方を教えてもらいながら1羽、1羽丁寧に
感謝の気持ちを込めて捌いていきます。
捌き方は中東さん流。
なかには泣いてしまう方もいましたが、
中東さんの手を見ていると
「あー、なんて優しくて神々しいんだろう」
そんな感想を抱いていました。
と、そんなことをやっている傍では焚き火が始まっていました。

焼き芋をしながら農家さんである向山さんと
藤田さんが語り合っています。
生産者と流通業者。
どんな話題が繰り広げられたのでしょうね。
そうそう、竹を切ってきて、焚き火で割烹酒を
楽しんでいる人もいましたよ♪
さぁ、鶏を捌いて、野菜を切って、味付けをして...。
一体、何の料理ができたのでしょう...?

そう、鶏のすきやきの完成です!!
11月、12月は中東さんのお店でも出されている
鶏のすきやき。
今回は中東さんに先生になっていただいて
みんなで作りましたよ^^
さて、お味は...?
うん、それは言うまでもありませんね♪
みんな全ての命に感謝しながら食べていました。
私たちは「生かされてる」、「生かしてもらっている」ということ。
だから無駄にしてはいけない。
「いただきます」は「命をいただく」ということ。
ここに日本人の精神があるということ。
改めて大切なことを教えてもらった時間でした。
お腹がいっぱいになったらこの旅の振り返りの時間。

この旅を通して感じたこと考えたことをふまえて、
聞きたいことを聞く時間。
これがとっても大切。
自分の抱えているものを言ってもいいし、
言わなくてもいい時間。
仲間とともに分かち合える時間。
さて、この旅はどうだったかな...?
1時間あまりみんなと対話をした後はいよいよお別れの時。
港へ移動して、別れを惜しみつつフェリーに乗っていきます。

いろとりどりの紙テープがお互いをつなぎます。
「またね~」
「ありがとう!!」
「行ってらっしゃい!」
お互いの姿が見えなくなるまでいつまでも手を振って
旅の「仲間」との再会を約束し合いました。

さぁ、今回の「新しい生き方を味わう旅」。
参加者のみなさんの心には一体何が残ったかな...?
自分で感じて、考えて、学ぶこと。
巡の環は、海士町を学びのフィールドとして
これからもみなさんの心に残る旅のお手伝いをしていきます^^
2012年度もこのような生き方を考える旅を行いますので、
たまにホームページをチェックしていただければありがたく思います。